~丸メガネの情報が満載!~

丸メガネの情報が満載!

丸メガネの川柳

入選作


「丸メガネ とんがり帽子も 丸く見え」 市虎

【選評】
初めて丸メガネを掛けた喜びが、とんがりぼうしさえも丸く見えるという小さな驚きとともに伝わってくる。
作者のひそやかな喜びが感じられる川柳である。

「直木賞 狙って掛ける シンキング」 虐子

【選評】
シンキングは昔の学者や作家などの雰囲気を醸し出すようにデザインしたものなので、シンキングを掛けると色んな作品の構想が湧いてきそうである。
気分はすっかり大作家。
是非直木賞をねらって欲しいものである。

「丸めがね かけてちょっぴり インテリに」 くらむぽん

【選評】
大いにインテリ、ではなく、ちょっぴり、である点が図々しさがなくて好感が持てる。

「丸メガネ 見える世界に 死角なし」 遮眼子

【選評】
いま流行の天地が浅い枠だと、手元を下目使いに見たときにレンズから見えるところから外れてしまう場合があるが、丸メガネであれば、天地のサイズが十分あるので、そういう問題は生じない。
そして、「死角」に「四角」と「視覚」を掛けているらしい。

「丸メガネ 昔インテリ 今インテリア」 昔おやじ

【選評】
たわいない地口(ダジャレ)であるが、丸メガネが、書斎の机の上の本の上などに、腕を広げたまま天地を逆にして置かれていると一種の文化的な雰囲気が出てくるという点を捉えたものである。

「教科書の 偉人にイタズラ 丸めがね」 くらむぽん

【選評】
これは誰でも子供のころに経験があると思う。
そして、その偉人がひげをはやしていなければ鼻の下にはヒゲができることになるのである。

「丸メガネ 私かけると アラレちゃん」 みちこ

【選評】
素直な気持ちの表現は好感が持てるが、川柳としてはひねりが足りない感じ。
なお、漫画の主人公で丸メガネは、野比のび太や丸出ダメ夫で、あられちゃんは、まん丸ではなく、丸っぽいボストン型である。

↑ PAGE TOP